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レンタルサーバー基礎知識

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レンタルサーバー業者

そもそもレンタルサーバーとは?

「そもそもレンタルサーバーって何?」という段階の人も少なくないのではないでしょうか。

ウェブサイトを立ち上げようとすると、必要なステップを踏んでいるうちにサーバーというものに行き当たります。 行き当たって、何となく使い方だけマニュアルで覚えてしまえば、何となく使いこなせてしまいます。

高校生の頃、僕はそんな感じで何となく使っていました。 ただし、それではレンタルサーバーの良し悪しを理解することができません。

転送量、バックボーンというような項目の数値が何を意味しているのかが曖昧なままです。

レンタルサーバー業者は少しでも自社のレンタルサーバーを良く見せようとするわけで、 その結果、「数値が高いから何となく良い気がする」と思って使っていたらとんでもない誤解だった、なんてことが起こりえます。

「レンタルサーバーというものが何なのかをいまいち分かっていない」 という人はまず簡単な仕組みを知って、 レンタルサーバーを怖いものではなくしてしまいましょう。

この章では「ウェブ初心者」のために、 順を追ってレンタルサーバーの説明を分かりやすく進めていこうと思います。

レンタルサーバーってなんのためにあるの?

そもそもレンタルサーバーは何のためにあるのか。 簡単に言うと、“ウェブサイトを公開するため”にあります。

あなたがウェブ作成ソフトを使うなり地道にコードを打ち込むなりしてウェブページを作ったとして、 それを自分のパソコンに保存しただけでは人に見てもらうことはできません。

作ったページを配信して初めて、全国の人がそのページにアクセスできるようになります。

その配信手段として一般的なのが、レンタルサーバーです。

つまりレンタルサーバーを使うことによって、あなたは作ったウェブページをインターネット上に公開することができるようになるのです。

また、レンタルサーバーの機能はサイトをウェブに乗せることだけではありません。 掲示板・ブログ・ショッピングカートなどのオプションも、レンタルサーバーは提供しています。

例えばアイドルのファンサイトを作りたいのであれば、掲示板・チャットのようなコミュニケーションの場を目的としたオプションを設置することで、より賑やかなサイトにすることができるでしょう。

アクセサリーの通販サイトを作りたいのであれば、ショッピングカートを設置することによって、メールのやりとりでは手間のかかる取引をスピーディーに済ませてしまえるようになるでしょう。

このように、レンタルサーバーにはサイトをウェブに公開する主機能と、サイトをより便利にしてくれる、補助的な側面があります。

レンタルサーバーってどんな仕組み?

「サイトをウェブに公開してくれる」という説明だけではレンタルサーバーが一体どのようなものなのか、 いまいちイメージすることができませんよね。

ここでもう少し踏み込んで、レンタルサーバーの簡単な仕組みをご説明します。

先の項目でも説明したように、作ったウェブページをサイトとして公開するためにサーバーがあります。 サーバーというのは、情報をウェブ上に配信するためのコンピュータのことです。

このサーバーというコンピュータは、個人で所有するには値が張ります。ついでに場所を取るし、発熱するし、騒音まで発します。

たとえ購入できたとしても、あまり家には置いておきたくない代物です。

レンタルサーバー業者は、そのサーバーを所有していて、サーバーのスペースを貸し出しています。 ここで貸し出されるサーバーのスペースのことをレンタルサーバーと言います。

サーバーはレンタルサーバー業者のもとにあるのですが、あなたが望めばインターネットを介してこのサーバーのスペースを借りることができます。

サーバーはコンピュータなので、当然ものによって性能がまちまちです。

ここで「さて自分のサイトをアップするのにふさわしい性能のレンタルサーバーはどれだろう」という話になるわけです。 どうでしょう。少しイメージを掴んでいただけたのではないでしょうか。

次章では、「具体的にレンタルサーバー選ぶとき、どのようなことに気をつけて選べば良いのか」を説明していきます。

◆役立つコラム:レンタルサーバーとプロバイダとの違いは?