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レンタルサーバーの転送量って何?

転送量というのは、どれだけデータを転送することができるか、という上限です。「転送速度」に似ていますが少し違います。

例えばあなたが30KBのトップページを作ってレンタルサーバーにアップしたとします。

そのページに誰かが訪問したら、レンタルサーバーはその訪問者のパソコンに30KBのデータを転送して、ページを表示させます。 ここで発生するのが30KBの転送量です。

つまり転送量とは、レンタルサーバーから閲覧者に送ることのできるデータ量の上限のことです。

30KBのトップページに一日100人のアクセスがあったとすると、
30KB × 100人 × 30日 = 90000KB(90MB)

月に90MBのデータが転送されることになります。

サイトが5つのページで構成されていて、訪問者全員がその5つのページを回ったとすると、更にこれに5を掛けるので、
90MB × 5ページ = 450MB

となります。

ちなみに『容量』の項目でも取り扱った通り、 画像や動画を多用するウェブサイトの場合、テキスト中心のウェブサイトと比較すると1ページ当たりの容量が跳ね上がります。

仮に1ページ当たり100KBの画像を5枚配置したとすると、1ページ530KBの容量となります。

これが5ページあり、訪問者が一日100人、すべてのページを見て回ったとすると…
530KB × 100人 × 30日 × 5ページ = 7950000KB(約8GB)

となります。

一月当たり約8GBの転送量。 このサイトは、転送量5GBが上限のレンタルサーバーには収まりません。

転送量が5GBのレンタルサーバーにするか、20GBのレンタルサーバーにするか、というような判断は、自分の立ち上げるサイトのデータ転送量がどの程度になるかを予想してすることになります。

転送量の上限を超えると追加で課金される場合もあるので、注意が必要です。

実際アクセス数に関しては、どれくらいページに人気が出るか、どれくらいSEO対策をするかによっても変わってくるので、不確定要素です。初めは予測が難しいかもしれません。

◆役立つコラム:転送量無制限、って本当?